
クリスティーナ・デ=ミデル
Christina de Middel

クリスティーナ・デ=ミデル
スペイン人 / ベルギー人
1975年生 -
写真と真実の曖昧な関係を探ることを主眼とし、ドキュメンタリーとコンセプチュアルの手法を採り入れて、原型と再構築を試みている。
フォトジャーナリストとして10年のキャリアを積んだ後ストレートなドキュメンタリーから離れる決意をし、「The Afronauts」(2012)を制作した。この作品はステレオタイプ化されたアフリカ大陸の描写に挑戦すべく、ステージ化された再現シーンの数々を通して、1960年代のザンビア政府による失敗に終わった宇宙開発計画を題材にしたものである。
継続的に作品を発表しており、2015年には 「This is What Hatred Did」、「Sharkification」、「Jan Mayen」 の3作品を制作し、いずれも写真集として出版している。
2018年にはノーベル平和賞写真家に任命され、戦争の武器としていかに性暴力が世界中で繰り広げられているかをテーマに「The Body as a Battlefield」を制作した。
フォト・フォリオ・アルル2012、ドイツ・ボーズ賞入選(2013)、ICP Infinity Award for publication(2013)など、エディトリアル・芸術両部門で受賞歴多数。
2017年よりマグナム候補生、2019年より準会員。